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  • ホーチミン在住者向け運転免許証取得&書換え代行&更新代行/ベトナム不動産の格安現地業者投資

 今から30年以上前の日本のバブル期に、原野商法というのが流行りました。悪質不動産業者から「必ず将来は価格が上がる」と言われ、二束三文の全く利用できない北海道などのいわば原野を高値で買ってしまった人が多く続出しました。これがここ数年ホーチミン市で流行っています。
 数年前からあったのですが、その頃は私は不動産業者も本気で将来不動産価格が上がると思っていると感じましたが、最近私が遭遇した不動産業者は完全に昔日本で起こった原野商法と同じか、より悪質です。知らないと引っかかってしまうかもしれませんので、ここで手口を紹介します。

割安&良心的なローカル不動産業者での外国人向け物件の購入サポート

悪徳業者の販売会場。写真を撮影すると、入れ墨の男性が数人すぐに集まって「ここは写真撮影禁止です」といわれ止められます。
今すぐに2億ドン(約120万円)儲かります。

「お客さんを紹介する」と電話がくる
 まずは不動産業者から、「あなたの所有する土地を高値で買いたいという顧客がいるので、紹介したい。」と電話が入ります。恐らく、弊社が過去に土地の購入した記録が漏洩して、その情報をもとにこの不動産業者は連絡を取ったんだと思います。そこで、とりあえず購入金額を聞くと相場よりもかなり高い。「そんなに高く売れるはずはないだろう」というと、「顧客はハノイの金持ちで、ホーチミン市についての情報に疎い」とか何とか、もうすでに怪しいが、とりあえず会ってみようと思い、翌朝Go Vap区にある待ち合わせ場所の喫茶店に行ってみる。そこには、不動産業者が数人と顧客とされる中年の女性が待っていました。そこで雑談を交えながら土地の話をして、「お客さんは実際に土地を見たいのでタクシーで現場に行きましょう。」と不動産業者がいいます。面倒なので、「地図の確認だけでいいんじゃない?」と言ってみるが、現場に行きたいとその顧客は言います。まあ不動産購入時の見分は当然なので、同意してからみんなでタクシーに乗り込んで現場、ドンナイのロンタイン新国際空港建設予定地の近隣に向かいます。

なぜか到着場所が違う
 タクシーに乗って1時間弱くらいして、目的地に近づいたので、「この”顧客”は本物か?」と淡い希望が湧きだした頃、突然タクシーが違う道に入ります。ここで私は「ああ、やっぱり」と思ったのですがまだ希望は捨てていません。正しい道を外れてから、何もない未舗装の物凄い田舎道を走りだします。ほどなくするとタクシーがとまって、不動産屋が「ここは今売り出している土地です。将来は高値で売れますので、買いませんか?」ときた。こんなところが将来上がるわけないだろと思いつつも、「今日のこのお客さんが買ってから考えるよ。今はとにかくお客さんが買いたい土地に向かってください。」というと、またタクシーが走り出すが、まだ全然違う方向に向かう。すると次は舗装されている通りに出てから、大きいレストランのような会場にタクシーがとまります。そこには他のタクシーがたくさん停まっていて、私のようなカモがたくさん集まっていました。

「今土地を買うと夕方には2億ドン(約120万円)儲かります。」
 そこの会場には多くのテーブルが並んでいて”カモ”と不動産業者が座ってなにやらがやがや話しています。私たちもテーブルに向かって座り、不動産業者が圧力販売を開始します。「今日見た土地は必ず価格が上がるから買った方がいい」と何度も同じ事を繰り返して言います。私たちは、「さっき言ったように、この”顧客”が買ったら検討するよ。」と何度も言いますが、相手はロボットのように同じことを繰り返します。さすがに何度も同じことを言って疲れたのか、突然違うことを言い出します。
「実は、今日の夕方にハノイから団体の客が来て、この土地を購入します。この土地を2.990 billionで今購入すれば、その団体の客は3.190 billion で買います。今日1日であなたは200 million儲かります。ぜひ買ってください。」といいます。あきれてものも言えないのですが、冷静を保って「いや、やめとく。とにかくこの”顧客”を連れて私たちの土地に行きましょう。話はそれからです。」というと、不動産屋は呆れた顔をして(呆れているのは私たちなんですが・・・)、「それじゃあ、50 million でいいからこの土地のデポジットをいれてくれ。そうすれば、売れたときに利益の200 millionをあなたに支払うよ。」とあり得ないことを言い出し、これも断ると最後には「それじゃあ10 millionでもいいです。」と言い出す始末。とにかく、タクシー代くらいは出させて後は無視するつもりだろう。私たちは「とにかく、この”顧客”を土地に連れて行って、この売買取引が終わらないと何もしない。」というと、不動産屋たちは”顧客”を連れてようやく会場を出て私たちと一緒にタクシーに乗り込む。走り出したタクシーはもちろん問題の弊社所有の土地には向かわずに、ホーチミン市内に向かいます。帰りのタクシーの中でもホーチミン市内に到着した後も、彼ら不動産業者は私たちとは全く会話無しで、その態度は激変しました。”顧客”はエサでした。

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もし購入、またはデポジットを払ってしまうとどうなるか?
 もしこのときに土地を購入しても、当然夕方に来るというハノイの顧客などというものはいませんので、その架空のハノイの顧客が購入する土地価格との差額の200 millionはもらえません。二束三文の価値のない土地を所有することになってしまいます。もちろん10 millionのデポジットを支払うと、土地の購入をしないとデポジットは返せないと言われ、200 millionはもちろんですが、デポジットの10 millionは返ってきません。かなり幼稚な手法ですが、いまのベトナムの不動産価格はいきなり上がったりして本当にすぐに大儲けした人も珍しくないので、ひっかかる人も多いと思います。

良心的な不動産業者と付き合いましょう
 今回紹介した不動産業者は、人格に問題があるんじゃないかと感じる人たちで、どう考えてもこの業界に長い経験のある人たちではなかったです。彼らはいわばこのベトナムバブル期に現れたモンスターで、普通ではないです。普段私たちが接している、または友人の不動産業者は、経験も豊富で、正直で態度も洗礼されている人がほとんどです。

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