新型コロナウイルスが流行し始めてもう1年以上経ちますが、様々なニュースを見ると複数の有効な治療薬が報告されています。新型コロナウイルスが本当に危険なウイルスかどうかは別として、個人的には2015年にノーベル生理学医学賞を受賞した大村智博士が発見及び開発したイベルメクチンという抗寄生虫薬に期待、注目しています。日本では北里大学が積極的に治験を実施しており、この結果は2020年10月(2021年5月に最新更新)に論文として発表され、安全性と効果が示されました。
北里大学 大村智記念研究所 感染制御研究センター・感染創薬学講座 『COVID-19 に対するイベルメクチン:56 件の試験のリアルタイムなメタ分析/Ivermectin for COVID-19: real-time meta analysis of 61 studies』Covid Analysis, Nov 26, 2020 (Version 83, May 18, 2021 — Merck analysis) https://ivmmeta.com/
また、東京都医師会は2021年3月9日開催の定例記者会見で、コロナ治療にたいしてイベルメクチンの使用を推奨しています。
東京都医師会定例記者会見(令和3年3月9日開催)
東京都医師会定例記者会見(2021.3.9):鳥居理事
さらにアメリカの新型コロナ救命治療最前線同盟(FLCCC:Front Line COVID-19 Critical Care Alliance)が積極的にイベルメクチンを推進しており、予防向けと早期外来治療、及び病院における治療の3ケースについて使用方法を提言しており、この提言は21年7月現在で24カ国語に翻訳、および公開されています。
FLCCC Alliance: COVID-19の予防と治療のプロトコル
その他、FLCCCは21年6月5日に日本のオリンピック委員会へイベルメクチン配布を推奨する書簡を使用方法と共に送っています。
FLCCC Alliance: 日本オリンピック委員会の皆さん
一時期、アメリカ食品医薬品局(FDA)がイベルメクチンをコロナ治療薬として使用する事を禁止したという情報が拡散してしまい混乱を招いたことがありますが、これは誤報でした。正確なFDAの告知内容は「動物用のイベルメクチン製剤を服用してはならない」でした。
八木澤守正ほか 「イベルメクチンのCOVID-19に対する臨床試験の世界的動向」 THE JAPANESE JOURNAL OF ANTIBIOTICS 74号-1、2021年、23-24頁
その他にもたくさんよい情報があるのですが、なぜか日本での普及度合いはいまいちな気がします。そんな中でも医者の処方が必要で自由に購入できない日本では、イベルメクチンを開発したメルク社の製品ストロメクトールのジェネリック医薬品を海外から個人輸入をする人もいるようです。一方、イベルメクチンを自由に購入できるベトナムではどうなんでしょうか?ちょっと近所の薬局店に行ってみました。
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ベトナムホーチミンシティでイベルメクチンを購入する
まず最初に行った薬局では「Pizar3」という商品を紹介されました。パッケージには「4錠入り、1錠にIvermectin 3mg」とあります。値段が事前情報よりも少々高めの124,000ドン(約600円)。何箱あるか聞くと1箱しかないそうです。次に大手薬局チェーンに行ってみました。ここでは「Ivermectin3 A.T」という商品を紹介されました。これもパッケージには「4錠入り、1錠にIvermectin 3mg」とあり、値段は先ほどの商品の半値60,000ドン(約300円)です。何箱あるか聞くとここも一箱だけ。ベトナムでもコロナ予防や治療として人気があるのかと思いましたがそうではないようです。店員さんに聞くと、「あまり出ない商品なので在庫が少ない」とのことです。さらに、ベトナム保健省などのHPにはイベルメクチンの副作用などが記載されておりコロナ治療薬としては否定的な情報を提供しています。ちなみに私の得た情報では「副作用はほとんどないかあっても軽度。イベルメクチンは40年くらい虫下し薬として世界で使用されていて安全性が高い。」とありました。他の同じ大手薬局チェーン店数軒にも足を運びましたがやはりどの店舗も1箱か2箱しか置いてありませんでした。
日本に送れる数量
日本の法律上、1回に輸入できる薬品の量は「1か月分」になります。イベルメクチンの本来の使用目的である線虫症では、「体重×0.2mgを2週間に2回服用」となっています。たとえば、体重60kgの場合は0.2mg×60kg=12mgですので、一箱に1錠3mgの錠剤が4錠入っている(つまり一箱12mg)の場合は、2週間で2箱になります。よって、上限となる1か月分は4箱になりそうですが、2月を除けば4週間=28日<1か月となりますので、5箱は許容範囲かと思います。実際に送ってみて5箱は許容されました。
国際郵便・航空便送料
国際郵便による日本までの航空便送料も調査しました。ベトナムの国際郵便送料はかなり不明確です。まず、郵便局によってサービス内容・料金が違い、HPの内容も正確ではなく、事前に送料を知ることができません。今回は実際に送ってみて分かったのですが、250g超~500gで280,000ドン(約1,400円, これは日本向け優遇料金です, 通常は316,500ドンです)でした。ちなみに250g以下では226,000ドン(約1,130円, これは日本向け優遇料金です, 通常は243,500ドンです)になるようです。
おわりに、個人的な意見
今回、ベトナムで話題のイベルメクチンを購入できるという事で自分なりに調べてみましたが、客観的に見て、否定的なイベルメクチンの記事よりも、圧倒的に肯定的な記事が多いです。さらに数少ない否定的な記事は逆に論理的に否定されているようです。また、使われない理由はいくつかあるようですが、やはりイベルメクチンの特許が切れているので、多くの人にとっては、平たく言えば「儲からない」ことに原因がありそうです。前出の北里大学による論文 『COVID-19 に対するイベルメクチン:56 件の試験のリアルタイムなメタ分析』には、「我々は、資金提供を受けておらず、この研究は我々の空き時間に行われている。製薬会社や政党との関係は一切ない。」とあります。これは非常に信頼できる重要なポイントではないかと考えます。
参考資料・記事
『イベルメクチンの COVID-19 に対する世界の臨床試験(米国 ClinicalTrials.gov 及び WHO ICTRP に登録の治験)』
馬場錬成 『イベルメクチンはコロナ治療に有効か無効か 世界的論争の決着に日本は率先して取り組め』 読売新聞オンライン 2021年04月28日
馬場錬成 『コロナ患者が急増したインドでイベルメクチンをめぐり論争 使用に慎重なWHO幹部を弁護士会が「告発」する騒ぎに』 論座 2021年06月18日
岩澤 倫彦『イベルメクチンに超期待する人が知らない真実 コロナ治療薬?「過熱報道と臨床現場の温度差」』 東洋経済ONLINE 2021年03月12日※
※上記『八木澤守正ほか 「イベルメクチンのCOVID-19に対する臨床試験の世界的動向」』によりFDAについての誤報が報告されていますが、この記事はFDAついての誤報を掲載しているようです。
週刊新潮『「イベルメクチンで感染者数・死亡者数を劇的に減らせる」米国の医師団体が提言 未だに流通しない裏事情とは』 2021年7月1日号
長尾和宏『50人超のコロナ患者にイベルメクチン投与の現場の医師 厚労省が認めるも“ノータッチ”の医師会に苦言』 AERA dot.2021年6月21日